楠葉雨水貯留管整備工事について

6月議会が本日終わりました。
今議会で、私が一般質問で取り上げた項目に「楠葉雨水貯留管整備工事について」があります。
この工事は、平成24年8月の大雨により、楠葉中央交差点付近で浸水被害が広がった事等から、国の補助金を活用し、楠葉東公園から楠葉中央公園へと向かう道路の地下に、約1キロメートルにわたって、雨水を一時的に溜める貯留管を設置するものです。
貯留量約2万立方メートルと、単体の雨水貯留施設としては、市内最大規模のものです。
平成29年度の事業着手から、途中、シールドマシンの事故による1年以上の休止期間を含めてすでに7年以上となっており、ようやくこの6月末で完成の予定でした。
しかし、6月に入ってから、突如、令和6年2月までの工期延長の報告があった事を受けて、延長の理由や当面の対応等を確認するため、今回の一般質問で取り上げました。
工期延期の理由
① 楠葉中央交差点南側の発進立坑からの推進工事で、土質が想定より硬かったため、約1.5カ月の遅れ
② 雨水を地下に取り込む取水施設の工事において、通行に支障をきたすような道路規制をしないですむよう、施工方法の見直しをしたため、約5カ月の遅れ
③ 設計変更に係る事務手続きのため、約1.5カ月の遅れ
以上3つの理由で、合計8か月の工期延期が必要となりました。
なお、現地の工事としては、令和5年12月には終える予定です。
当面の対応
楠葉中央交差点北側では全ての取水施設工事が完成しており、すでに稼働しています。
現時点で全体貯留量(約2万立方メートル)の約7割の貯留が可能な状態です。
これまで、地元住民の皆さまから、1日も早い完成を望む声を頂いていただけに、今回の工期延期は残念でなりませんが、道路の円滑な通行の確保の必要性からも致しかたない部分もあるかと思います。
とにかく、無事故で1日も早い工事の完成を向かえるよう最大限の努力を!と要望しています。
(画像は市ホームページのものです)

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